頼朝公再建八二〇年記念事業 末社等再建趣意書 |
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拝啓 時下愈々ご清栄の御事とお慶び申上げます。 陳者、当社の御事に対しましては常々御崇敬賜りまして、大神様もさぞや御嘉賞の御事と存じ上げます。 さて、治承四年(一一八〇)源頼朝公の再建八二〇年を閲し、今般當社の前身と伝えられる桃沢社などをまつる末社の再建、正面玉垣建設、源平池に架かっておりました太鼓橋の復元などを別紙の通り企圖いたしました。 當社は社伝によりますと、延喜式内桃沢社の旧地に頼朝公が伊豆に八幡宮のないことを嘆き、京都石清水より勧請したとも、また湯川にまつる熊野八幡のうち八幡を遷したとも伝えられております。このことからこの末社には桃沢社、熊野社がまつられ、さらにはご祭神の育ての親武内宿禰の高良社、皇子仁徳天皇の若宮八幡、山の神、水の神、風の神、伊勢の大神などゆかりの神々がまつられております。近年風水の浸食激しく、改築を要望されること切なるものがあります。 また、昨年東海道四〇〇年祭が各所で斎行され、当社も海道筋であるところから多数の参拝者を迎えました。参道の整備も急務でありますが、今回は正面玉垣と源平池に架かっておりました太鼓橋を復元し、景観の整備に務めたいと存じております。 かねてより懸案となっておりました事業です。時節柄非常に厳しい状況ではありますが、これを機に施行いたしたく存じます。 諸事ご繁用のおり、誠に恐縮に存じますが大神さまのご神徳昂揚のためにも、ご高配の上ご奉賛賜りますよう御願い申上げます。 末筆ながら、貴家のご安泰をお祈り申し上げ、ご奉賛の御案内まで申上げます。 |
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敬 具 | |
平成十四年三月吉日 | |
対面石 八 幡 神 社 宮司 勝 又 清 | |
責任役員 関 本 文 義 責任役員 鈴 木 松 雄 責任役員 杉 山 孝 芳 責任役員 眞 覚 貞 雄 責任役員 太 白 弘 責任役員 尾 崎 和 治 責任役員 永 井 慎一郎 責任役員 田 泰 久 |